かつてスリヤの王がイスラエルと戦っていたとき、家来たちと評議して「しかじかの所にわたしの陣を張ろう」と言うと、
ともに計れ、しかし、成らない。 言葉を出せ、しかし、行われない。 神がわれわれと共におられるからである。
主に向かっては知恵も悟りも、 計りごとも、なんの役にも立たない。
計りごとは共に議することによって成る、 戦おうとするならば、まずよく議しなければならない。
この後スリヤの王ベネハダデはその全軍を集め、上ってきてサマリヤを攻め囲んだので、
さて、スリヤの王は、その戦車長三十二人に命じて言った、「あなたがたは、小さい者とも大きい者とも戦わないで、ただイスラエルの王とだけ戦いなさい」。
ベネハダデは彼に言った、「わたしの父が、あなたの父上から取った町々は返します。またわたしの父がサマリヤに造ったように、あなたはダマスコに、あなたのために市場を設けなさい」。アハブは言った、「わたしはこの契約をもってあなたを帰らせましょう」。こうしてアハブは彼と契約を結び、彼を帰らせた。
スリヤの王の家来たちは王に言った、「彼らの神々は山の神ですから彼らがわれわれよりも強かったのです。もしわれわれが平地で戦うならば、必ず彼らよりも強いでしょう。
スリヤの王ベネハダデはその軍勢をことごとく集めた。三十二人の王が彼と共におり、また馬と戦車もあった。彼は上ってサマリヤを囲み、これを攻めた。
「それを取りあげよ」と言ったので、その人は手を伸べてそれを取った。
神の人はイスラエルの王に「あなたは用心して、この所をとおってはなりません。スリヤびとがそこに下ってきますから」と言い送った。
スリヤとイスラエルの間に戦争がなくて三年を経た。